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電子カルテよもやま話

2021.12.22 処方オーダーの導入効果

私が処方オーダーに関わったのが1998年頃でしょうか。患者サービスの向上が目的に導入されるています。
当時、オーダリングは、処方、診療予約、検体検査がシステム化を行うことが多かったと思います。
システム化については導入費用が高価であったことで費用対効果が優れている業務をメインに進められました。

処方オーダーですが
その頃は、医薬分業は浸透しておらず、院内で処方し患者が持って帰るスタイルが一般的で、
患者は、診察で待たされて、さらに薬の調剤で待たされることがあたりまえでした。
患者さんに薬が手渡されるまでの流れを簡単に説明すると

a) 医師が診察室で処方箋を作成
b) 会計票、カルテと一緒に処方箋を計算窓口へ提出
c) 計算窓口から処方箋を院内薬局へ渡し、調剤が開始
d) 会計で清算し、領収書と薬引換券をもらう
e) 調剤を待って薬を薬引換券と交換し帰宅

医療施設によって若干の流れは変わりますが、概ねこんな感じでした。
これが処方をオーダリングシステム化を行うと

a) 医師が診察室で処方を入力する
に変わります。

実はこれが絶大な効果を発揮します。
医師の処方内容は、院内薬局に出力され、会計計算まで待たずに調剤を開始できます。
さらに処方内容は会計に連動し入力計算の手間を省きます。
これで薬の調剤待ちがずいぶんと改善されました。
当時、院内薬局の前は薬待ちの患者でいっぱいでしたが、効果は目に見えていました。

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